高知あんしんネットとは
地域の医療・介護をつなげ、
住民の健康を連携して支える仕組みです。
県の取り組み
全国に先行して高齢化が進む高知県では、高齢者本人の意向に沿ってQOL*の向上をさせることを目指し、医療・介護・福祉等の地域資源を切れ目のないネットワークでつなぐ「高知版地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでおり、その一つとして医療介護情報を共有するためのネットワークシステムの構築を支援しています。また、ネットワークに参加している施設間で相互に情報共有することで、地域の方々が安心・安全に医療サービスや介護サービスが受けられるような環境を提供します。
※QOL:Quality of Lifeのことで、「生活の質」と訳すこともあります。治療や療養生活を送る患者さんの肉体的、精神的、社会的、経済的、すべてを含めた生活の質を意味します。
参加するメリット
救急搬送や転院の際、あるいは、医療施設から介護施設に移る際などに治療歴や処方されている薬の情報を医療施設や介護施設で確認することができ、薬や検査の重複が防げたり、転院先での患者さんからの持病の説明が不要になるなどといったメリットがあります。また、施設間での情報連携がこれまで以上にスムーズに行われることが期待されます。
運営母体
一般社団法人高知県保健医療介護福祉推進協議会(非営利団体)です。理事会は高知県医師会、高知県歯科医師会、高知県薬剤師会、高知県看護協会の4団体と高知県老人福祉施設協議会、高知県介護老人保健施設協議会、高知県介護支援専門員連絡協議会の介護事業関連団体の代表者等で構成されており、高知あんしんネットに参加する各施設の利用料収入で会を運営しています。